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2017年11月27日月曜日

油断と準備

只今試験中につき部員は勉強の日々を送っております。
私は、採点業務の合間を縫って
7月から11月までの練習試合の振り返りをしています。

細かい個人データではなくて、
今はチームデータをひたすら見ています。
試合数に勝敗、勝率。とても見ていて面白いです。
試合数なんかはよく他の人にバカにされるので
本当の数は言ってません。(それでもバカにされますが。笑)
でも、ちゃんと根拠があっての数です。

そう、
根拠と言えば、練習試合のスタメンなどは、
私は前日までに必ず生徒に伝えるように心掛けています。
たとえそれがBチームやCチームでも必ずコーチに任せず自分で決めるようにしています。
細かい投手起用まで必ず事前に決めることを強く心がけています。

実は事前に決めることはものすごく時間が掛かることなんですが、
これは絶対自分の仕事だと思っています。
スタメンもそうですが、練習メニューもその日に決めたことは私はありません。
根拠をもってスタメンを決め、計画性をもって練習を組み立ててるので、
その場の思い付きで練習メニューやスタメンを決めることはありません。
”それがどうした”と言われそうですが、
やってみてください。結構難しいし、時間がめちゃくちゃ掛かります。笑
よく、前日に時間なくて車を路肩に止めてメモすることもあります。
やってみるとかなり労力を使いますが、意外に大事なことだと私は思っています。

私は現役時代から前もって教えて欲しいタイプだったので、指導者になってからは必ず事前に知らせるようにしています。
指導者によっては
「事前に教えると出ない子が油断する。抜いたアップをする」
とお聞きしますが、そんなことはありません。
油断する子を気にするより、
事前に自分が出ることが分かってどう過ごすかの方に
フォーカスを私は当てたいと思っています。

事前にわかった上で行動できる選手にしたいと思っています。
これは、会社でも同じで、いきなり商談が入ることはなく、前もってアポイントを取ってそして日時が決まっていてそれに向けて準備するのが社会の常だと思っているからです。
なのに「油断する」で考える力を削ぎたくはありません。

「油断」と「準備」のどちらを優先するかですが、
これも指導者によってさまざまだと思いますし、正解不正解はありませんよね。
ただ私は「準備」をセレクトします。



では、どうやって事前に知らせるかなのですが、
これはウェブミーティングを通して部員に伝えています。


ウェブミーティングについては、
また時間がある時にでも書きたいと思います。



2017年11月22日水曜日

考えるノート??

私は試合の時には必ず2つの手帳をベンチに持ち込みます。
1つは試合を見ながら、サインを出しながら
気になる項目、傾向を調べるためにメモをとる小さい手帳。
そしてもう一つは
試合の流れ、気づきなど1年分の実戦データを書き込む大きい手帳です。


そして、
これに加え、
普段は、ほぼ日手帳を使っています。
この手帳には練習のメニューやスタメン等を考えるために使っています。

指導者の勘だけで指導しないように、
常に学び続ける姿勢は持っておきたいと思います。

また、
このメモを取る姿勢を部員に見せて、少しでも何かを感じ取ってほしいと言う思いもあります。

試験期間の今の間に手帳を見直し、更に勉強していきたいと思います。
指導者を辞めるその日まで勉強することをやめるつもりはありません。



毎年同じものを使っています。

2017年11月21日火曜日

2017年シーズン終了

先週末の練習試合で2017年シーズンが終了しました。

ここ最近はというと、
11月になり本校伝統の?45分練習になり、
今まで以上に工夫が試される中、
練習試合、市長杯が行われました。

市長杯 準優勝
8-4 賀茂  勝
0-3  西条農業 負

11月に入って練習試合はこれまであまりAチームの試合に出ていない
選手を積極的に起用していますが、
思い切って自分のプレーを試そうとする者、
ビビッて萎縮してしまう者。
それぞれの練習試合となりました。

私はプレーの失敗で怒ることはありませんが、
失敗した時の表情は見逃さない様にしています。
失敗したときこそ、その選手の素が出ると思っています。
これからどう伸ばしていくかプランを練るのに必要な判断材料となります。

チームは月曜日から試験期間のため
長いOFFに突入します。
試験勉強をしながらそれぞれがどれぐらい身体を作ってくるかが楽しみです。

私も学校の業務と並行しながら
野球を猛烈に勉強できる期間に突入しました。
あ、
家族サービスの貯金もこの期間にしとかないといけませんね。

2017年11月14日火曜日

監督2年

テスト週間が来週からスタートします。
本校ではテスト期間2週間はOFFになるので、
今週末の練習試合が2017年最後の対外試合となります。

監督になったのが2015年の7月なので、
2年がようやく経過したわけですが、
いろいろあった2年でした。

たった2年でこれほどまで勉強できたのも
周りの方のサポートと厳しいご指摘のおかげかなと思っております。

我々がやることに
いろんな人が「なんだそれ!アホか。」
と言ってくださいます。

そのことに関して
私は非常にありがたいなと感じております。


まだ結果も出てない私たちに、わざわざ全国4000チームも
あるのに、OBでもないのに、指摘くださるという事は
気にかけてくださるという事。


何もしないところに波風は立ちません。
もがいて何かをしようとしているところに
波風は立ちます。

従来ではないスタンスですが、
これからも新しい形を模索し、チャレンジしていきたいと思います。
何もしなければ一番良いなんて分野は発展は見込めません。
我々はせっかく頂いたチャンスなので
全力で暴れまわりたいと思います。
何もしなくなった時、何もしようとしなくなった時
その時が終わる時だと考えております。

来年からは3年目がスタートします。
よろしくお願いいたします。


2017年11月13日月曜日

昨今の食トレブーム

オフシーズンに突入して
どのチームも試合とトレーニングを並行してやっていると思います。
その中で、高校野球は”食トレ”と呼ばれる
ご飯を大量に食べさせるトレーニングが流行っています。

高校だけでなく、中学のチームでも大半のチームがやっていると聞きます。
ということは少年野球でさえやってる可能性がありますよね。
そして、先日プロ野球のある球団がメニューに補食を課したことで、
一次ネットでは騒然となりました。
しかし、これが高校野球界のトレンドであり”まとも”なトレーニングとして
定着されつつあります。

では、我々Zebrasはというと、
いわゆる世間で言う”食トレ”はしておりません。

だからと言って
身体を作ることを諦めているわけではありません。
実際に、
この夏のメンバー平均体重は74.6㌔でレギュラー平均は77.2㌔で、
広島県で1番でした。

我々が広島で一番だった情報を知っている方から
チームでのノルマを教えてください。と聞かれることが良くあります。
我々は、ノルマなんてものは存在しません。
しっかり基礎知識を教え、体の構造、メカニクス、栄養をしつこくMTGしています。
資料を作るのに本当に時間が掛かりますが、
これだけは相当こだわってやっています。


いつか身体を作る時代が高校野球にも到来すると考え、
プロアマ規定で高校野球の指導ができなかった期間を利用して、
アスリートフードマイスターの資格を取得しました。
取得後も東京で講演させて頂いたり、栄養に関するコラムを書かせて頂きながら知識を磨いてきました。







*写真:東京でアスリートの食現状について講演させて頂いた時のものです。


では、なぜお米の過剰摂取がいけないかを簡単に、超簡単にだけ説明しますと、
白米、つまり炭水化物(糖質)がメインですが、
過剰に糖質を摂取すると確かに脂肪がつくので簡単に体重が増えます。
ですが、過剰摂取しても吸収量が決まっているので、過剰に吸収しても
量を食べているのに、ある一定で吸収されなくなり、体重増加も停滞期がきます。
そこで更に摂取するものだから
今度は、マグネシウムとビタミンB1が不足してきます。
そうなると、冬のトレーニングで必ず骨系の故障を誘発しやすくなります。
ですが、
指導者の方は、あいつはキレが悪くなったと練習量の方を増やします。
かといって減らしすぎると本当に運動数値が落ちます。
どっちにしても負のスパイラルがおきて、
冬だけ頑張った体は、冬前の体重よりわずかに上回ったのみ。という結果になります。
それだけでなく、高校野球人生でたった2回しかない冬の期間をケガ人という形で過ごすことになり、プレーする時間がさらに少なくなるのがどの学校でも起きていることです。


まとめると白米の過剰摂取は、
疲労度を増し、怪我のリスクが上がり、アスリートとしてのパフォーマンスの低下
があげられます。


では、
どうすれば良いのか。
それに関しては一冬を通してじっくり実践するぐらい時間が掛かることなので
ここでは説明しきれません。

今の高校野球のトレンドである”まともな食トレ”は
今後加速すると思われます。
その中で、しっかりした知識を持ち、確実に身体作りを実践していきたいと思います。
ここにも書いている様に、
大きな成功を得るには”まとも”じゃないこと
世の中の人とは
逆の発想をしなくてはならない


我々は”まとも”じゃない道を進みます。