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2016年2月26日金曜日

ミーティングの一部を公開

部員は勉強の日々です。
がんばってくれているはずです。


今日は少しミーティングの内容を公開してみたいと思います。


数か月前のものですが・・・・。

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今、チームでは

①タバタでプライオとウエイト
②フリー(自由)のウエイト
主に2パターンやっています。


ここで質問。
この2つのパターンの練習目的はわかるか??


俺はこう考える。



力とパワーは同じ???




俺は意味は全く異なると考える。
身体能力の定義を スピード(速さ)ではなく、パワーと考える。


なぜなら、


強さ×速さ=パワー
または、
力×速度=パワーと考えるから。



速さ=筋収縮の速さ。


また、こうも考えます。


・重たいものを持ち上げる=「力」
・短い時間で持ち上げる=「パワー」


となると、
力があって、その力をパワーに変換できる選手が理想という事になる。
そして、
パワーを生み出すベースとして「力」が必要。

   ↓↓↓↓

力を持っている選手の方が伸び幅がある。
という事ではないのか。




負荷が大きくなれば、大きな力は発揮されるが、筋収縮速度は小さくなる。


これをもう少しわかりやすく。


Aさん 60キロの物を1mの高さに持ち上げるのに5秒間掛かった。
Bさん 60キロの物を1mの高さに持ち上げるのに3秒間掛かった。


AさんもBさんも同じ重さを持ち上げれるから、

     同じ「力」

と言える。


しかし、「パワー」を比べると、
Aさん 60キロ×1m÷5秒=12kg.m/秒
Bさん 60キロ×1m÷3秒=20kg.m/秒


AさんよりBさんの方が「パワー」があるという事になる。


という事は、
力とパワーは別物と言う事になる。


もちろん
筋トレして「筋力」を向上させるのはいるが、
パフォーマンスを上げるには筋力に加えて「スピード」も向上させたい。
「筋力」と「スピード」
つまり、「パワー」が必要となる。


したがって、


①タバタでプライオとウエイト → 「スピード(速さ)」
②フリー(自由)のウエイト → 「筋力(力)」


もう一度。


「力」×「速さ」=パワー


という事は、
我々が行ってるウエイトメニューは「パワー」をつけるメニューにちゃんとなっている
という事が言いたいのです。






図のA-Cの点線は、力と速度の関係を表しています。
 よく見てください。
負荷が大きくなれば、大きな「力」が発揮されるけど、
「筋収縮速度(スピード・速度)」は小さくなっています。



曲線B-Cは「力」と「パワー」の関係を表しています。
曲線B-Cの山の頂点が最大パワーになります。
 速度が落ちれば力は出るが、パワーは落ちるという図です。
ということは、
パワーというのは「力」と「速度」を掛け合わせたものと言えます。


このB-Cの頂点は最大筋力の30%です。
したがって
パワーをアップさせるにはタバタも30%のウエイトでやれば効果大という事が言えるのでは。



長くなりましたが、結局言いたいのは、
我々がやっているトレーニングは身体を作るとかよりも、もっと上のカテゴリーである、

「パワー」
を付けるているという事を目標にやっている。という事ですね。


その結果を知るのが10mや立ち幅やMBスローなどの
運動数値の測定なのです。



自分たちのしている練習の意味を考えることは非常に大切です。



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こんな感じでミーティングをしています。


これはフィジカルをやる目的を明確にするミーティングですが、
その他にも戦術やデータ分析なども
ミーティングで行っています。


私たちにとってミーティングは練習同等の意味があり、
物凄く時間をかけてやっています。


ただ「飯を食え!」「トレーニングしろ!」
では成長スピードが違いますよね。



興味持たれた方は是非Zebrasに遊びに来てください。

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