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2016年3月3日木曜日

平等と公平

私はチームではっきりこう言います。

「我々Zebrasでは、平等はない。でも公平性は保つ。」
と。


チームがそうであるように、
社会も決して平等ではない。

例えば、
中学の時硬式野球で全国大会上位に進出した者もいれば、
中学の時に野球をやってないものもいる。

学力が高く、勉強の奨学生もいれば、ギリギリの成績で
武田高校に来たものもいる。

会社でも、
学力優秀で注目されながら入社したものもいれば、
ぎりぎり入社した者もいる。


入学した時点で差があるのは当然でそれを
よくある、 
「平等だよ」
とは私は言いません。
平等と言っておいて夏前にばっさりメンバーだけ。
とはしないです。


しかしながら「公平性」は絶対保つようにしています。


試合に出たいなら
この数値がいくら以上ないと厳しいとか、
こんな選手を起用したいと思っているなどの構想を必ず隠さず話します。

特にデータにおける指標ははっきり示しています。


ただ、当然ながらすべてこれで決まっているわけではありません。
高校野球ですから学校生活の部分も考えています。
公平に数値を隠さず示して
その後に、
諦めるか、食らいつくか。だと私は思っています。


社会でも、
ありえない提示の中で諦める者、食らいつくもの2者に別れます。

私もサラリーマン時代に
いやというほどそれを味わってきました。
そのとき心底「世の中は平等ではない」と感じました。
その度に
「人の倍、工夫と努力がいるな」と思っていました。
それは教員になっても同じことだと思っています。
このことを部活動でも体験させ教えないとならないと私は思っています。


「学校」は「社会」とリンクしてないといけないと私は思っているので、
「社会」が変化するならば、「学校」も変化しないといけないと思っています。
学校は学校だ。架空社会で十分だ。と言われる方もいらっしゃいますが、
私はそうは思っていません。
世の中がどうなっているかをありのまま伝え、
彼らが世の中に出てリーダーになる指導をしたいと思っています。





もうすぐ、冬のオフシーズンが終わります。
練習試合が解禁になり、
いよいよ熾烈なレギュラー争いが始まります。

今年はA,B1、B2の3チーム制を導入する予定です。
この3つのチームの入れ替えは毎週行われます。
毎週自分がどこにいるか。
競争しながら高校野球をすることになります。
これは社会に出る準備です。
保護者の方もそのような視点でお子様を見守ってやってください。
目的は、
「世界的視野に立つ国際人の育成」です。
世界情勢は本当に厳しいという事が部員に伝わればと思います。




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