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2018年2月5日月曜日

Forwardその10 Zebras PAP

Forward

オフシーズン、部員はトレーニングなど毎日精一杯頑張っています。
我々指導者も負けていられません。
我々がバットを振ったり、重いウエイトを扱うことがない代わりに、
野球の知識や来シーズンに向けての準備をする時期だと思っております。

Zebrasとしては様々な準備を春に向けて進めていますが、
今日はその一部を少しだけ紹介します。

何個のプロジェクトを同時にスタートさせているのですが、
その中の一つにZebras PAP方程式の完成があります。

PAPとは(投手酷使指数)と言ってMLBでは普通に扱われていると聞きます。
PAPは1試合で投げた球数から100を引いてそれを3乗したもので、
これを毎試合加算する。
シーズンの合計が10万を越えれば故障の可能性が高く、
20万を越えればいつ故障してもおかしくないとされています。

実はこの指数に当てはめると日本のプロの投手はとんでもない数字です。
<MLB>
1ジャスティン・バーランダー(2球団)3531球 PAP 4万8732
2クリス・セール(レッドソックス)3428球 PAP 4万4918
3マックス・シャーザー(ナショナルズ)3111球 PAP 4万2204
4トレバー・バウアー(インディアンス)3148球 PAP 4万2038
5ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)3273球 PAP 3万9842
<NPB>
1則本昂大(楽)2916球 PAP 32万9158
2菊池雄星(西)2892球 PAP 31万4105
3岸孝之(楽)3004球 PAP 26万7756
4涌井秀章(ロ)2739球 PAP 23万5345
5メッセンジャー(神)2503球 PAP 23万0020
20万どころの話ではない投手が日本にはごろごろいるってことですね。



これを我々はそのまま使うのではなく、
高校野球に当てはめる式を作ろうと今しています。
細かいこと過ぎて、「なーんだ」って言われそうですが、
部員に怪我をさせない仕組みを作るのは全てのカテゴリーの指導者の仕事だと
私は思っているので、この仕組み作りには本気です。

我々の理念はここに書いてある通り、
「世界的視野に立つ国際人の育成」です。
これは我が校の建学の精神でもあります。

今の我々のレベルがどうであれ、世界的な視野に立つことはとても大切です。
今の部員は将来の日本の野球界において宝です。
その部員に世界的視野に立つ感覚、育成をしたいと常に思っております。


高校野球で導入しているチームがあるかどうかは知りませんが、
私たちは
このZebras PAPの方程式を完成させて、
実際に運用できるレベルに持っていきたいと思っています。

もしかしたらオフシーズンは選手以上に頑張らないといけないのは指導者かもしれませんね。春までに間に合わせたいと思います。
他のプロジェクトも春までに間に合わせないといけないものがたくさんあります。
どんどん前へ進んでいくのみですね。


Forward
高校野球の先へ。

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