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2018年10月29日月曜日

Forwardその62 坊主以外の覚悟 

Forward

近年、夏になればこの話題が必ず報道されるようになってきています。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180809-00008598-bunshun-spo
高校球児の坊主についてです。

Zebrasでは、髪型に関しては学校の校則さえ守っていれば髪型は自由にしています。
実際に現部員には坊主でない部員もいれば、坊主の部員もいます。
坊主の方が良いと思って坊主にしている部員もいますので、
この記事のように”坊主禁止”ではないです。

チーム理念にもあるように、
チームの目的は「世界的視野に立つ国際人の育成」なので、
坊主を強要することは、
世界的視野に立つ国際人の育成には繋がらないと考えています。
自分の判断で何事も決断できる若者をこれからも育てていきたいと考えています。

私が監督になってから髪型に関していろんなことを周りの方から言われてきましたが、
ここに来て時代が追いついてきたのか、
最近、我がチームの髪型に関して言われることも少なくなりました。
数あるスポーツの中で高校生が野球をするだけでなぜ坊主でない事を周りから
言われなければならないのか。
当初は坊主でないチームなんかに負けるな!
とか、
たくさん声が聞こえてきました。

私は
高校野球の指導者なので、将来の日本の野球界の事も考えなければいけないと
思って指導者をしています。
このチームが勝てばいい。今、周りから文句を言われないために坊主のままで良い。
そんな小さい話ではなく、
スポーツ界全体からみた野球を考え、大きくとらえ、
野球を後世に伝え残していくことも指導者と現役の高校球児の役割だと思っています。

坊主が出来ないような覚悟が持てないやつは
野球をしなくていい!!
その覚悟を持てないやつは甲子園を目指せない!!
と言うのではなく。
その覚悟はアスリートとしての競技する覚悟に向けるべきだし、
野球を今後何十年も繋ぐ覚悟に使うべきだと私は考えています。

相手が居てくれて初めて成立するスポーツ。
覚悟を持てない人を切りすてるのではなく、もっとスポーツとして大きく、
スケール大きく捉えたいですね。

実際に、坊主を強要しない海外に
国際大会で負まくっている現状。
坊主以外の覚悟が今必要なのかもしれませんね。

Forward
高校野球の先へ。

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