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2017年11月13日月曜日

昨今の食トレブーム

オフシーズンに突入して
どのチームも試合とトレーニングを並行してやっていると思います。
その中で、高校野球は”食トレ”と呼ばれる
ご飯を大量に食べさせるトレーニングが流行っています。

高校だけでなく、中学のチームでも大半のチームがやっていると聞きます。
ということは少年野球でさえやってる可能性がありますよね。
そして、先日プロ野球のある球団がメニューに補食を課したことで、
一次ネットでは騒然となりました。
しかし、これが高校野球界のトレンドであり”まとも”なトレーニングとして
定着されつつあります。

では、我々Zebrasはというと、
いわゆる世間で言う”食トレ”はしておりません。

だからと言って
身体を作ることを諦めているわけではありません。
実際に、
この夏のメンバー平均体重は74.6㌔でレギュラー平均は77.2㌔で、
広島県で1番でした。

我々が広島で一番だった情報を知っている方から
チームでのノルマを教えてください。と聞かれることが良くあります。
我々は、ノルマなんてものは存在しません。
しっかり基礎知識を教え、体の構造、メカニクス、栄養をしつこくMTGしています。
資料を作るのに本当に時間が掛かりますが、
これだけは相当こだわってやっています。


いつか身体を作る時代が高校野球にも到来すると考え、
プロアマ規定で高校野球の指導ができなかった期間を利用して、
アスリートフードマイスターの資格を取得しました。
取得後も東京で講演させて頂いたり、栄養に関するコラムを書かせて頂きながら知識を磨いてきました。







*写真:東京でアスリートの食現状について講演させて頂いた時のものです。


では、なぜお米の過剰摂取がいけないかを簡単に、超簡単にだけ説明しますと、
白米、つまり炭水化物(糖質)がメインですが、
過剰に糖質を摂取すると確かに脂肪がつくので簡単に体重が増えます。
ですが、過剰摂取しても吸収量が決まっているので、過剰に吸収しても
量を食べているのに、ある一定で吸収されなくなり、体重増加も停滞期がきます。
そこで更に摂取するものだから
今度は、マグネシウムとビタミンB1が不足してきます。
そうなると、冬のトレーニングで必ず骨系の故障を誘発しやすくなります。
ですが、
指導者の方は、あいつはキレが悪くなったと練習量の方を増やします。
かといって減らしすぎると本当に運動数値が落ちます。
どっちにしても負のスパイラルがおきて、
冬だけ頑張った体は、冬前の体重よりわずかに上回ったのみ。という結果になります。
それだけでなく、高校野球人生でたった2回しかない冬の期間をケガ人という形で過ごすことになり、プレーする時間がさらに少なくなるのがどの学校でも起きていることです。


まとめると白米の過剰摂取は、
疲労度を増し、怪我のリスクが上がり、アスリートとしてのパフォーマンスの低下
があげられます。


では、
どうすれば良いのか。
それに関しては一冬を通してじっくり実践するぐらい時間が掛かることなので
ここでは説明しきれません。

今の高校野球のトレンドである”まともな食トレ”は
今後加速すると思われます。
その中で、しっかりした知識を持ち、確実に身体作りを実践していきたいと思います。
ここにも書いている様に、
大きな成功を得るには”まとも”じゃないこと
世の中の人とは
逆の発想をしなくてはならない


我々は”まとも”じゃない道を進みます。

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