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2018年10月13日土曜日

Forwardその59 50分の捉え方

Forward

この時期になると毎年、
あそこは練習時間が50分しかないから
満足に練習できないからやめておいたほうがいい。
と、
私たちの練習を一度も見たこともない人が、周りに言ってくれます。笑

でも、私は少しニアンスが違うと思っています。
確かに、練習時間は50分です。
それは、嘘ではないし、今後もこのスタンスは変わることはないと思います。

しかし、

なにも練習時間が”50分のみ”だとは言ったことはありません。

私の考えはこうです。

「みんなでやる練習時間が50分なだけ」です。と。


実際にこの秋の県大会でも
出発時間が朝9時学校発であれば、
必要な部員は7時にグランドに出てきて練習しているし、
それより前に来て練習をしている部員はいます。

私は、そのことについて
何も部員には言いませんが、とても良い傾向だと思っています。
レギュラーになる。ベンチに入るために。という小さい話ではなく、
大人になってからこの行動や発想は活きてくるなと思っています。

私はサラリーマンをしていたので間近で見てきましたが、
仕事の出来る人は、
自分で必要と感じた準備と時間の使い方をします。
人と同じ時間の使い方をしていては、
永遠に良い仕事ができることはないと思っています。

私は高校教師として、
そのような発想で活動できる場を提供してやりたいと強く思っています。
集合時間からアップの隅々まで決められたメニューをロボットのようにこなす。
この様な枠組みで伸びる子どもは何人いるでしょうか。
高校生は大いに失敗するべきだと思うし、失敗から学べることの方が
今後の人生を考えると大きいと思います。

人間は大人になっても時間の使い方に苦慮し、
試行錯誤をしながら年を重ねていきます。
だったらこの頭の柔らかい彼らの世代からこの経験をさせてやりたいなと思います。



Forward
高校野球の先へ。

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